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(9)<br> 路地裏の魔女(23)かいだん音無 & 路地裏の魔女44空のUNICORN & ゴルゴタの少年兵<br> & 踊る巌筍 & 踊る偶然 & 踊るカウンター & アクエリアス & 日本発 (9)
路地裏の魔女(23)かいだん音無 & 路地裏の魔女44空のUNICORN & ゴルゴタの少年兵
& 踊る巌筍 & 踊る偶然 & 踊るカウンター & アクエリアス & 日本発




路地裏の魔女(23)かいだん音無  
(再掲載)


@夏休みも始ったばかりの頃
気温がグングン昇り始めた朝遅く其の少年が遣って来た
雅治郎「すみませ〜ん」新聞店員「は〜いっ」 雅治郎「・・・」
店員「どうしたの新聞入ってなかったの」 雅治郎「いえっ・・・其の〜」
店員「・・・悪いね早く喋ってよ お姉ちゃん是から お昼寝の時間なの」
雅治郎「あっはいっ僕ここで働きたいのですけど」 店員「僕 何年生かな」
雅治郎「5年生です」 店員「5年生かぁ・・・難しいと思うな〜」
雅治郎「さっき1度 来たんですが誰も居なかったので・・・」
店員「分かった一寸 待っててね」

A店の奥から爪楊枝を使い乍 先程の店員と店長が遣って来る
店長「君か5年生で配達をしたいと言う子は」 雅治郎「・・・はいっ」
店長「良い心掛けだ・・と言いたいが最近の子は僕らの頃より体力は2年
遅れ風紀の乱れは5年早く・・・根性は10年送れていると言うしな・・・」
雅治郎「・・・」 店長「何で新聞配達なんかしたいの お小遣いでも欲しいの」
雅治郎「来年の修学旅行に お金が掛るから今から貯めとこうと・・・」
店長「・・・」 店員「店長っ私だって細腕だったですよ・・・始めは・・・」
店長「よしっ この美人お姉ちゃんが言うから体力はハンディを
付けてやろう風紀は君には関係なさそうだし・・・何時から来れるの」
雅治郎「はいっ明日からでも来れます」 店長は「一寸 待っといて」と奥へ
店員「修学旅行って自分で お金を用意するつもりなの・・・」
雅治郎「・・・」

B戻って来る店長「是にお母さんでも誰でも良いからサイン貰って
あっ 君の名もね此処に印鑑を押して貰って来て後で了解を貰うから
家と学校の番号教えて・・・え〜っ◆▽○だね・・・良しっ明日 早いからね」
店員「良かったわね」 雅治郎「有り難う御座います・・・」 店長「もう良いよ
あっ此れ缶ジュース はいっ袋ごと持って帰ってねっ明日の朝飯は
ここで食べてから帰っても良いよ小中学生の朝飯代は規則で会社出し
なんだ毎朝缶ジュースも持って帰っていいからね・・・修学旅行の費用は
直ぐ貯まるさ自分で貯めたい理由は話したくなった時に話せば良いよ
・・・ああっもう一つ言い忘れていた明日は配達の肝試しをするからね
じゃ〜ねっ明日ね」 店員「じゃね明日ね一緒に頑張ろうね」 一礼をして
去る少年を見て店長に文句を言う店員「何で肝試しなんて言うんですか
あれじゃ恐がって明日こないかも知れないですよ」 店長「あの少年の気持
ちは買うよ しかし仕事が出来なけりゃ根性がなけりゃ頑張れないし
皆の足を引張る事に成るし怪我でもされたら大変な事に成るんだから」
店員「…済みません余計な事 言って」 店長「でも嬉しいね若い希望は・・・」
店員「むっふっ私も若いですょ〜」 店長「少年は君より ずっと若いよっ」

C昨夜早く寝ようとすればする程 寝付きが悪く
余り良く寝たとは言えないが少年雅治郎は立派に夜明頃には
朝3往復の1度目の大人の3分の1を抱えて店から徒歩で走り出た
しかし其の頃には大人の配達員達は既に各自の配達域の折り返し地点
で2度めの配給を受けて自転車で走り始めていた…少年は店長の受け持ち
の一部を汗をびっしょりかき乍 肩にくい込む新聞の重さを初めて感じて
いた 其れでも同行する店長はユックリと走って呉れた「辛い時は歩き乍
調子を取り直しドアポスト入れて行くんだ」「はいっ」「新聞配達を
している時は返事は要らない・・喉も渇くから・・・次・・・もっと奥へ入れて」
通りの神社の前に来た時 店長がポケットから百円玉を取り出して少年に
渡し「今日から御世話に成りますとパンッパンッと手を打ってねっ」「…」
少年は賽銭を入れ紐を振る「ガラガラッ・・パンパンッ」 店長も帽子を脇に
挟み「おいらは毎朝の事だから」と はにかんで十円玉の賽銭で二拝二拍
一拝をして「次は例の所ヘ配達だ・・大丈夫 神社に参拝し霊獣の狛犬にも
触ったしね・・・」「・・・(霊獣って何ですか後で意味を教えて下さい)」
「さあ足下に注意して この路地の奥の家の壁のポストに入れて来てね」
長い階段の下は街の死角と言えるような周りの薄明りも少しだけ届く
うっそうとした木々の蔭の所為か涼しいよりヒヤリと風が吹いている
少年がポストに突っ込むと此処の家の新聞受けも「ポトッ」と音がする
筈で有る…が…しかし新聞受けは音無しで有る配達の途中で言われた
幽霊屋敷のミステリ〜・・・街に在って無音の家 聞こえるは恐怖の呻き声
入れた途端に駆け足で去る雅治郎 階段の上の方で店長が見ていて呉れて
いるが足がすくんで上手く走れない其れでも歯を食いしばり頑張る少年
腰を抜かしそうになるが必死に「(狛犬様〜)」と恐怖を振り払い乍 歩く
・・・・
・・・壁の新聞受けの反対側では・・・
音無夜明けの頃 狛犬の様な顔をした雷親父風の主人が何時もの頃合に
手を出す・・・少年が表から入れた途端の新聞を裏側から粛々と一礼をして
直接 自分の手で受取る・・・して鼻の穴 広げて歯ブラシを口に挿したまま
「う〜うっうううっううっ(ご苦労様 頑張れよ)」と言っている













一首:誰か言ふ 謡うようにか 色々と 街の隅にも新に聞こゆ
一句:朝顔や 夜明け前起き 陽に眠る
 


母さんは麻糸 紡ぐ 一日 紡ぐ
おとうは土間で わら打ち仕事 ・・・
                  ♪
根雪が融けりゃもうすぐ春だで お前も頑張れよ
ふるさとの 手紙は届く ・・・

        今も昔も皆の心に頑張れと・・・童謡「かあさんの歌」より


音無夜明(乙名集夜明):正確には全国的旧盆と正月2日の夜明け前が静寂
狛犬:神社境内や町内や結界内を悪霊・亡霊・悪魔の類から守る霊験の獣
一松流では獅子の毛皮や置物が陸や海のシルクロードを通り御所へ
奉納 使用していたものが対の狛犬と成り全国の神社に伝わる…沖縄県
で風から終番屋根瓦を守る重石に使用され家守に至るシーサーと同源流
後書:是は掲示板に掲載していた(現在も幾つかの掲示板に掲載中)寸書を
四コマ小説に書き変えた物である頑張れる人は頑張るべし頑張れぬ人も
頑張る人を応援に頑張れる・・して当然戯曲にて暑中お見舞申し上げ候
('04/6記)
*例えば麻の皮を牛の革を蚕の繭を綿花の花を羊の毛を毛皮を生物から
頂いて人は生きている無駄な命は此の世にはないのだ総て必要なもの
薄着の季節・・・生物でない幽霊ですら生きていないに必要な時が有る ?

番外句:不夜明り お化けと人が 恋をする
番外首:師言ふ街角のビーナス夜の夢 日出ば眠る明けの星よ
狂歌汎声:巷にて 徘徊するは 喧伝の 跋扈に無気力シンドロームと































































〓〓〓〓 路地裏の魔女44空のUNICORN 〓〓〓〓


@ 航空機関士「機長・・5番と6番のエンジン出力が弱くなっています」

機長「・・では航空機関士自ら給油ポンプを手動に切り替えて やってみてくれ」

航空機関士「・…ヴッ・……・良しっ・…戻りました 有り難う御座いました」

機長「高高度は寒いからな酒精燃料は固い傾向か・…凍結防止剤が必要か」

指令「テスト飛行だが・・なんとかやれそうか」 機長「ハ・・ちょっと待ってください」

と機長は酸素マスクを外してクシャミをした「ハッ ハックション・・」

指令「大丈夫か風邪でもひいたか・・」 機長「・・大丈夫です鼻が少し弱いだけです・…」

指令「無理はするな…・急がなきゃならんがテストは始ったばかりだ君達 熟練飛行士も

  この機体も大事に生かさなきゃならん 島嶼防備には是非とも必要な作戦なのだ」



A 前夜 島の西北の山から遠くない崖下の洋上の波音から出てきた艦橋が険しい磯に

接岸し喫水の上に上がった潜水艦の甲板のハッチも開き中から要員と荷物が交互に出て来る

同時に地下要塞の内側で大型ブレードを取り付けた小松式ブルドーザーが後進すると岩場

壁面に紛れる迷彩色の扉が開き突き出てきたクレーンの滑車からスルスルとロープが降りて

来るとロープの先端の鉤に荷を吊るし合図を送ると要塞内のロープの片方が結んである

黒鉄4輪起動車が次から次へと木枠の荷を鉄路上のトロッコ発射台の前へ移動して行く

…最後に軍事行嚢の荷降ろしが終ると絶壁上の兵員と潜水艦艦橋の要員が

敬礼をし互いに背を向けた陸の兵員はロケット要塞内へ消え 潜水艦も水面下へ

雲間に半月…薄月夜の短い時間である



B 機長「では攻撃前の総員点呼にします」 指令「了解・・」 機長「次席っお願いします」

次席機長「順番通り総員点呼っ」 航空士「4番っ機体進行異常なし星空快晴っ」

航空機関士「5番っエンジン快調っ」 航空無線士「6番っ異常なしっ電波感度良しっ声近しっ」

暗号要員「6番番外…非常用手回し充電池異常なし…他異常なしっ」
 
航空測候員「7番っ異常なしっ南西の風 風力12っ 気圧普通っ」

前方レーダー手「8番っ異常なしっ」 後方レーダー手「9番っ異常なしっ」

射爆測儀手「10番っ異常なしっ」 最後部射撃手「11番っ異常なしっ誰も付いて来ていませんっ」

前左射撃手兼射爆機関員「12番っ異常なしっ」 前右射撃手「13番っ異常なしっ」

後左射撃手「14番っ異常なしっ」 後右射撃手兼射爆機関員「15番っ異常なしっ」

前部上座射撃手「16番っ異常なしっ」 中上部射撃手「17番っ異常なしっ」

前部下座射撃手「18番っ異常なしっ」 中後部下座射撃手「19番っ異常なしっ」

次席機長「機長っ総員異常なしですっ」 機長「指令っ異常なしです」 指令「よしっ」



C 各部隊の地下壕にて総員休息待機の命令が出されている夜間・…総員に入らない秘密

部隊が忙しく動き回っている反対側絶壁の扉から出ている線路上のトロッコ発射台から

米軍に気付かれる事なく暫時発射される大型陶器ロケットの着弾爆発音に合せて

米軍上陸の浜から今は米軍戦闘機の飛行場と化した付近迄全域への十字固定機銃の

射撃を真下へ行う六発エンジン爆撃機の後方の航空レーダーが偶然付近を警戒し

上昇中の米軍戦闘機群を発見する その爆撃機内…「空中爆雷いつでも使用できます」

「・・いやっ今は其れは無用っ」「爆雷の爆発高度計閉めます」「…増槽の燃料残量確認せよ」

「増槽 燃料残量は1番4番ほぼ2割残るっ2番3番ほぼ1割残るっ以上確認」

「爆雷の残量 もといっ爆雷の全重量は幾らだ」「約800です」「航空士っ800軽ければ燃料節約は」

「高速度で増槽1本 巡行で2本の節約」「よしっ爆雷は捨てるぞ高度2000で全弾爆破準備せよ…

増槽 2番3番切り離し後目盛3で着火せよ 直ぐに1番と4番は補助ロケットとしてそのまま点火せよ」

「…2番3番落下しました」「3番着火確認そのまま落ちました2番着火失敗」「爆雷投下せよ」

「米軍機群は遠く二手に離れたもよう」「…1番4番補助ロケットとして機能順調」

翼下装着したままの増槽タンクは2本の補助推進ロケットとし点火し火山の噴火よろしく

火と煙を吐き乍加速度を増すと航空士が帰還基地への方向舵角度を示した

そして飛行日誌には「…ヒ フタマル マルマルジ 我等が愛機を追へるものなし

硫黄島を銃爆す後の私心ではあるが この恐怖の奇策兵器の前に戦争終るべし

それにしても帰途落してきた蝶板付の空中爆雷 夕顔弾は花火の如き悩ましい美しさだった」




















6発エンジン機:第1次世界大戦後の一式試作導入6発飛行艇の飛行データは第2次世界大戦の
二式大艇に引き継がれ 民間人多の沖縄には点特攻主体となり この俗称富嶽は参戦できずが
試験飛行兼ねた渡鳥欧亜空路開発の途1機は昭和20年8月6日午後の事実上の終戦決定までは
中立国だった旧ソ連を硫黄島戦時に通り1機は包囲されたドイツ軍側に着陸して解体し其の
エンジンと車輪で赤十字車を造り傷病兵を救出しソ連軍側に不時着1機の搭乗員は捕えられ
其の後脱走する1機は同盟国飛行場へ到着し同盟国輸送機と使用するも故障著しく搭乗員は
ノルマンディー防御側の視察隊と成り木組真竹編の軽量強化の原点的である折角の機体表面
であるも燃料消費大きく燃料工場と整備工場が立川飛行場と周辺の空襲で正式名称無いまま
試作4機導入以外の太平洋横断の爆撃機とパラシュート部隊輸送機は計画中に終戦となる 尚
正式納入された4発エンジン重爆撃機の連山と違い この極秘銃爆の写真は日本では存在不明
小松40式ブルドーザー:海軍飛行場の建設に使っていた農業用トラクターをラバウルなど
南方進出に併せブルドーザーに発展させ日本軍飛行場の殆どで滑走路の緊急補修に活躍した
黒鉄(くろがね)4輪起動車: 世界初の実用4輪駆動の多目的車 陸軍の将校車や機銃車で有名
軍事行嚢(ぐんじこうのう): 軍用郵袋(ぐんようゆうたい) 行き先別の郵便物を入れる袋
増槽タンク:機体か翼に積んだ燃料を増加させる為に日本海軍が編出した取外し式応用多

後書 : 硫黄島の戦いの数ヶ月から数年以内に軍歴を離れた以後に病傷が重くなり心死を
含め実死した退役将兵を戦死としてカウントする方法では米軍の被害の方が大きかったと
する説もあったが当時の諸般の事情により其の説は掻き消えた(米軍は沖縄戦・硫黄島戦
とノルマンディー戦 日本軍はインパール戦とニューギニア戦とシベリア抑留にPTSD多)
…友軍に自軍地を攻撃させる捨て身の戦法の始りではあったが戦争全体での被害意識も
実際双方甚大である沖縄戦にては旧式の単発長身の村田猟銃の銃身を少年の一人が担ぎ
もう1人が狙撃手として長装弾を使ってはアリゲーター型の水陸両用戦車等の厚くない
装甲を打ち抜き撃破した特異な戦車銃の白兵戦があった 又ある時は単独の少年狙撃兵が
南部14年式乙自動小銃型やモーゼル自動小銃型にドラム弾倉を装填したものを使い
地元山河を縦横無尽に駆け巡り米軍隊を複数殲滅した闘いもあったは殆どは
海軍兵だったが其の後の沖縄経済の発展に寄与した人々ではあり他の緒戦と同じく
当事人々は戦勝国開廷の戦犯になるより兵とし黙して語らぬの姿勢を貫いたのであろう
アッツ玉砕キスカ撤収作戦の見方を変えれば日本軍の火炎放射器がミネソタ出身者の
多かった常設屯田守備隊へ向かいアラモの砦に見たてたミネソタ連隊玉砕が囁かれた
・・当時この世に生を受けてもいない小生としては互いを思いて合掌するのみである・・が
もしハリウッドの内陸側でちょくちょく山火事を起す熱波土漠の広大な面積の土地を
沖縄県より広い県民の飛地として太平洋を越えて無償の100年租界とできるならば
怨讐も越え日米に非常に有益を生み出すであろう但し提言は戦争の事と無関係である
・・敗戦国でも各個戦では負けを知らぬ強き武人もいる勝戦国にすら各個戦では簡単に
勝を認め難く結果に納得しない武人もいる因って負けを決めた戦いでは上に行く程に
勝者の前では弱々しく振舞う負けの作法あればこそ其の後の日常が上手く行くである
又 戦争の結果の欲すも下心も欲し続けるも道理に反するが唯一欲していいのは
自由と民主主義と本物の平安のみであろう …安全な科学進化を望めば嘘の土壌には
嘘しか育たぬ摂理を思い歴史は真実の裾野を広げなくてはならぬ戦史は科学史であり
科学の教訓である…世界に合わせられないまま21世紀に残った独善原理主義・独尊無根主義
独裁軍国主義が崩れるは世界が合わせられないからであり盗み読みや嘘や誤魔化しに変化も
進化もない あるは独我からの切り離しか善なる歴史からの切り離しである('11/8記'12/5月号掲載)

一首 : 何落ちる ざわわ飯事で 鳩の糞 カッコウ託卵 鳴く鷽なのだ

警鐘:PTSDの方やPTSDの可能性のある方へ取材してはいけない質問の期待に添う答えを
出そうと無理をする…辛いが何もないように話そうとするPTSDの心が少しでも分るなら
質問そのものが死期を早めると知れ平時でも寿命を縮める鷹を括う人を食った冗談は食えない「し
かし米兵を食べれば米兵になるぞ」とは前線にもユーモアが生きていたと解る三光作戦も贋作と解る
風船爆弾によるとの思わされもある それは潜水母艦を発進した戦闘爆撃機が落した不発焼夷弾に
触れ死亡した米国少年の事であり風船爆弾は迎撃戦闘機の空白高度を埋める防空使用であったが…
相変らず創作ドラマとして逃げられるようにした実録風証言ドラマの意図的自虐を装う反外国の
幼稚に洗脳される人は先進国人には幼き少数派であるが阿漕な洗脳を解いてやらねば可哀相である
…で世の難儀は人々に必要必死を高めさせ植物性燃料使用航空機や鉱物燃料使用4輪駆動車や充電池
着火材等周辺技術を含む木炭・石炭・薪使用の水蒸気自動車等の技術迄を進化させ現在への恩恵に
繋がっている科学論結果論の哲学では無駄になった命は一つもないのである気付けば
心すべきであろう軽くは無い人の道 本物だけのゼントルハート('11/12/4記)







古き良きケンタッキーの我家♪
懐かしき家では陽も眩しく輝いている
夏 人々は黒々と日焼けし
花の草原でコーン・トップは熟し
鳥は一日中さえずり奏でる
幼子達は小さいキャビンの床を危な気に歩いている
陽気な総て 幸せで明るい総て
…合図のノックは悲しい別れです
そして古き良きケンタッキーの我家 さらば

これ以上泣かないで愛する人よ
ああ 今日 これ以上は泣かないで
私達は古い良きケンタッキーの我家を歌う
懐かしい故郷へ どんなに遠くからも帰って来て下さいと
彼等は袋鼠とアライグマを
これ以上捕獲しに行きません
草原で丘で川岸で
彼等は月光の下で これ以上歌いません
古いキャビンのドアを寝かしたベンチの上で
月日は変らぬ愛情にも影のように経ちます
辛くとも総ては内なる収穫
…ドアを閉じる時間が来ました
そして古き良きケンタッキーの我家 さらば

これ以上泣かないで愛する人よ
ああ 今日 これ以上は泣かないで
私達は古い良きケンタッキーの我家を歌う
懐かしい故郷へ どんな遠くからも帰って来て下さいと


フォスターは
優しさ故の郷愁は謙虚な人の心と
「懐かしきケンタッキーの我家」で永久(とわ)に歌う
世界のゼントルハートへ

















































YYYY ゴルゴタの少年兵 YYYY



終戦の年 枯葉が冬将軍の到来を占う夕暮れ時

照準器を覗き込む少年が「目標を確認ッ」と言う
「十字を切ってある標準の真ん中に目標の胸を合わせる」
と男が言うと「ハイッ」と少年が返事する
「合わせたらヒトツと数える・・フタツ・・ミッツッと続けられ
るか」「ハイッ続けます・・目標確認ッ・・」「慌てるな・・ゆっくりやれ」
「ヒトツ・・フタツ・・ミッツッ〜」「よしっ3発ぶち込んだか完全に死んだな」



数分前の日比谷公園と御濠の間の街路樹の陰

夕焼け前の照る日が生命保健社の石柱に当っている方向を
麦わら帽子の少年が睨み付けて立っていた其の右手には石らしきを
抱え・・偶々横を歩いていた男が「此方は逆光で見つけられないと思って
いるのだろうが届かない石を投げて雨あられの機関銃弾を受けて
は犬死になるから…止めた方がいい…」と言うと
少年の手から小石が落ちる少年の目には たっぷりと涙が溢れている
「御言は8月15日に戦は終ったと世界へ発布されたのだ終ってから実弾を
使えば罪となるのだよ石つぶては立派な武器だからね…」黙る少年に
「家族は如何したの…」と男が聞くと「お母様は死にました妹達も死んだ
お父様は生きているか分らない」



数分後 歯の抜けた櫛の如く焼け残ったビル界隈 有楽町ガード下

「走るなと言ったろう」「はははっ小父さんだって走っているよ…」「ははは」
大きな円筒形ビルの日劇の前を くるりと回り大手町から九段坂を上る頃は
安心し少年が「小父さんっマッカーサーは死んだね」「おおっ3発も食らっちゃなぁあ」
互いに何を意識しているのか速足が ゆっくりとゆっくりと停まらずとも歩姿・・
「あやつはワシと同じキリスト者だからな しかもピカを使って連続に
銃後の市民を惨殺したのだ だからゴルゴタの丘から3発も弾を食らったのさ」
「小父さん ゴルゴタって何ですか…」「外国にある聖なる丘」「ここは日本・…」
「罪人のように主キリストが処刑されたのがゴルゴタの丘なのだ だから…
悪い事をした極悪人が今度はゴルゴタの丘から反撃されたのだ…君が処刑した」
「良く分りません小父さん天照大御神や八百万の神なら分りますが…」
「何の我々日本人の八百万の神には総ての神々と連なる御付き合いがあるのさ
勿論 主キリストもユダヤの神もシバ神もガルーダ神もアラビアの神だってね
長崎には立派な天主堂だってあるのだからゴルゴタの丘だって出張してくれるよ」



其れから数時間後の靖国神社参道の屋台

少年「戦の真価は勝ち方 負け方だけではないのって如何言う事ですか」
男「戦い終わった後の生き様もね」少年「何の事か とても難しいな」
男「例えば…今日の事…マッカーサーを撃ち殺せたのを…生かした…君の勝ちだ」
少年「分る気もする」男「戦の後の生き様は勝ち組にも負け組にも…ここ次第だ」と
自分の胸を触る 涙の溢れそうになる少年は歯を食いしばり我慢している…
男は笑顔で続ける「君が思っている程 ワシは年寄じゃない終戦までは少年飛行水兵
だったのだから記念にと訓練用の照準器を持っていただけなのだが…こんな使い方を
するなんて神様の御導きか…いやどんな神様でも暗殺の真似事すら許さないだろうが」
少し笑顔になりかけた少年は「故郷(くに)に御家族は…」と問いかけて止めると
目の前を1頭の蝶が飛んでいるのを見て少年が「小父さん あのフラフラした蝶は
死ぬのかな…」と ひとり言のように呟(つぶや)くと男はハッキリと言った「ここは
弱った蝶の休息の場なのさ あの蝶は越冬の蝶だよ 葉陰に隠れて来年の桜の
季節まで この杜(もり)で眠りに就(つ)くのさ」と…2台並んだ片方の灯油ランプの
圧縮ポンプをシュッシュッと押し乍 2人の話しが耳に入った屋台の親爺が腰の手拭で
手を拭いて「これ名物の酒饅頭だ お代はいらない近頃流行りのサァ …サービスだ」と
少年が座る真ん前の屋台カウンターの隙間に置いた 男は兄の気分にでも成ったのか
「有り難う近頃珍しく美味しそうな饅頭だ 貰っておきなさい」と少年へ言い親爺に頭を下げた

2人の背中の参道では若い進駐兵達が屈託の無い顔を互いに写真に撮り撮り拝殿へ進んでいる

男が「今日の出遭いは何かの縁だが…何の技術も持たない しかも戦中の大した事の無い
小さな怪我を終戦後の不衛生で失い傷病軍人恩給も付かない この片腕では屑拾いでもして
何とか暮せればと…一緒に行くか 君も何千何万発の東京大空襲の時 家族を失ったのだろう
・・長崎からの情報によるとワシの家族も玉砕らしい…たった1発の爆弾でね…」
言葉に困った少年は「な〜んだ たった1発の爆弾か…もしかして生きているかも
知れませんね…長崎には立派な天主堂もあるから助かっていますよ…東京は何万発…
でも戦地から帰ってくるかも知れないからバラックで お父様を待ちます …御免ね」
紙幣とサッカリンでカレー饂飩2杯の支払をし乍「そいつは残念だ ここでお別れだが
これだけは決して忘れないで御言も大日本帝国憲法も仇討をするものが如き総てを
してはいけないと言っている 戦い止んだ後では只の卑怯者の人殺しと成る…
広がるスターリンへの丑三つ参りだってだって無茶ではないだろうが禁止だ
  生きている者を更に殺してはいけない死んだ者も更に殺してはいけない
孤独だからと少しも頑張らないで 自らを殺してもいけない」

















後書: 現代テロが非道なのは罰当たりだが世界に信頼さるものが諸戦を終戦としたのか
勝ち方にも負け方にも生きているものの作法も道理もあるのだ('10/08記'11/2月号掲載)
追記:少し記憶のズレを直してみる…最初から騙す政治将校のいる国や成りすまし紛れ込む
自己中主義や独裁主義それにタリバン系やアルカイダ系に手を焼く警察執行軍の将軍すら
自身の手の中を見ていなかったのではないか…仏兵廟に眠るナポレオンは世界的英雄の
一人だが独人や露人からは決して大好きとは言われないものだ…仏兵廟や靖国社の兵共
[つわものども]が眠りを妨げるは罰当たり的であると巡り巡る判断を考ゆ…そして
時代が違えども戦とテロの違いを思う其れは自分の直面だったかも知れないと


一首:風音に ハイッと返事す 此岸[しがん]棲 (下の句は各位御随意に)











なにも言えずに下を向く♪
幼き日の あの子
母の後ろから見ていた
お互いの顔と顔
時の流れ過ぎ去りしも
今も恋のように
よみがえる夢の旅は
君と結ばれている
ランランラ ランララ〜
   ランランラ ランララ〜
ランランラ ラララララララ〜

寄る辺なき そぞろ歩き
  北風に押され
  気がつけば たたずむ
今は一人ここに
  時の流れ過ぎ去りしも
  残る あなたの心に
高き白樺も広がる松も
みんなの旅も見える
ランランラ ランララ〜
   ランランラ ランララ〜
ランランラ ラララララララ〜

見上げれば そこに
渡る群れが行く
暖かき季節に
  昇り遥か
時の流れ過ぎ去りしも
鳥は何も変わらず
風の旅に向かって行く
さえずりは あの彼方へ
ランランラ ランララ〜
   ランランラ ランララ〜
ランランラ ラララララララ〜

月に向かいて今宵も
昨日のことのように
昔話に花を咲かせ
みんな喜びに むせぶ
時の流れ過ぎ去りしも
思い出は若き姿
父も姉も祖父母の顔も
時の旅は帰る
ランランラ ランララ〜
   ランランラ ランララ〜
ランランラ ラララララララ〜



例えば此の詞のタイトルを仮に「旅の帰り道」とでもしておく
此の詞の原詩はコンスタンチン・ボドレフスキーである其れにサンクトペテルブルグの旧家
名門家出身のボリス・フォミーンが「長い道を」として曲をつけウクライナやロシアの歌劇に
提供したがヨシフ・スターリンに歌う場所を奪われた…今 著作権上 此の歌 歌うは問題なし
…米国の亡命露人が口ずさみ関係者のジーン・ラスキンが渡英しロンドンの裏通りで細々と
歌っていた時にポール・マッカートニーが見出し編曲しジーン・ラスキンにキチンと作曲させ
メリー・ホプキンに「悲しみの天使」として歌わせると世界的に大ヒットした…
此の詞が「悲しみの天使」の曲に非常にフィットするは当然なれど「悲しみの天使」で
キチンと歌うには著作権を各位でクリアーされたし…彼等のレコーディングに前後して
バルカン諸国で口ずさまれていた「遠い道」やジプシーの大道曲「花の季節」等とし世界中の
言葉に拡大した名曲の中の命曲として更に「悲しみの天使」のヒットにより世界へ郷愁曲が
情操に好影響を与えた…不遇の人生に悲しみの最期を遂げたボリス・フォミーンが彼等
ラスキンやマッカートニーやホプキン等の時の運命に更に季節を巡り花開き そこここで
スターリンの呪縛解きに役立つ…近頃 価値観の多様化と誰が叫ぶも科学が史実を神が奇跡を
普遍の価値観が収支決算を見せ天使の判断が闇を消し暁の波を開き人の道を表し
歌が…さあ歌おう…いいから口ずさむだけ誰にはばかろう











































#### 踊る巌筍 ####


@昭和の高度成長とバブルと言われた時代の間
幾つもある或男の旅の一夜物語の中の1つ
予定外の休日とした某国で偶然にも抵抗運動をしていた者と出遭った旅人は
行動に限界があった彼の代りに其の妹の仕事場に用件を伝えに行った
地方都市近郊にあり日本人や欧米人の観光客が決して出入りするような村ではなかった

A其の場所は村の市場街通りの普通の雑貨商と診療所の間から入って
人が擦れ違うにも肩が触れそうな狭い路地を進んでいると同業らしきが左右に連なり在った
昼間の想像がとても出来そうにない紅色の容赦無い照明の辻を通っていた…軒下にぶら下がる
裸電球が透けて見える大きな透明ランプにイモリと思(おぼ)しきがへばりつき何処かの無国籍映画に
でも出てきそうな薄暗い妖しい彩光が路地にまで漏れる屋内へ老婆の後に恐る恐る付いて
入って行く旅人

B目的の彼女に促されて部屋に入ると奥に細長いベットと入り口付近に小さなテーブルと
椅子が2つある狭苦しい牢獄のような空間があった…
彼女の兄に頼まれた親戚の訃報や諸々の言葉を伝えると様々と胸に去来するものが
あったのか彼女は暫く黙りこくった後なんとか笑顔をつくり「食事は如何ですか」と聞かれた旅人は
「申し訳無い済ませて来ました…あなたの兄上からの伝言を伝えに来ただけですから…何も」と返事し
酒も断ると彼女は態々ヤカンに汲んで来た綺麗な水を部屋の外にある鉄の塊のガスコンロで沸かし
即席珈琲を入れてくれた…彼女の人柄に即席珈琲1杯をゆっくり飲んだ旅人は「そろそろ帰るか
之から如何しますか」と彼女に意味も無く挨拶に問い掛けたつもりが彼女の返事は
「之からとは今日の事ですか…それとも之からの人生の事ですか…何年先になるか…運が良ければ
年取っても兄弟が生きている間に再会できると思います」…事前に兄からここに来る理由を
「親戚が重い病気になったら入院や薬の便宜を図って貰う為に党の権力や闇社会へ見返りを
渡す支配主義が蔓延している…妹は我々の犠牲になったのだ」「(本当は…誰の犠牲か)」

C旅人が言葉に窮していると彼女は「私の出身村の禁断伝説の聖水源の鍾乳洞を党の命令で
有無も言わさず強制的に公営の取水源にし…鉱毒処理の飲料とは…あそこの巌筍は千年万年で
あの姿となったのです…此れから私しが年齢を重ねても触れてはならぬ巌筍の美しさには程遠いです」

虚しい旅人は「帰るにあたって是を貰って下さい」と自分の財布を渡すと彼女は「店客でもない人から
お金は貰えない」と固辞すると透かさず暗い顔の旅人は「しかし 私しは時間を買わなきゃ…
妖しくても この店のルールはルールですから御願いします」と言うと彼女は「じゃ」と為替レートを
聞くと中から日本円で500円札を取り出して財布を返したので悲しい顔の旅人は「(こんな金額で
この国は間違っている)是は私が今日の休日観光に使う筈だった歓楽費ですから御願いします
気にせず財布毎…是は独裁者超越の平和的法として昔から世界で認められています…貰って下さい
そして是で何日かは身体を休めて下さい」と更に強く言うと彼女は涙をためつつ 笑って受け取った
2杯目の珈琲の後の別れ際 彼女の笑顔が輝いていたのが旅人の目に焼きついた せめてもの救いだった

男は無力に後ろめたくも惜春の時を若さに任せ希望を求め旅を続けた
















一首:時の法 滴のチカラ 鉄砕く(下の句は各位御随意に)

巌筍(せきじゅん):天井から垂れて地と繋がる大きな鍾乳石の柱で小さきものを石筍と書く
後書:何時の世も片隅すらの心に鎖をつけたものは…('10/02記'10/12月号掲載)
余談:心の奥がテロリズムに どっぷり漬かった連中は難癖をつけては拉致監禁したり押し込めたり
鉄格子の中に入れたり世界の伝統宗教を管理しようとしたり自由にしたと言っては姑息制限をかけ
たり平和先進国達を敵にしたりで常識や道徳を望めぬ 長時間かけて確認しないと又も失望するだけ
である経済の取引関係すら信じられなくなった今 それでも付き合いたい者へテロリズムこそが
暴力装置と言うのだと無差別攻撃で平和を埋める如き確信犯を指導すべし









まだ♪あげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思へけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ




島崎藤村の若菜集より「初恋」
例えば人 国は違えど誰からも汚されぬ なに人にも美しくも幼き思い出がある




















































O0o 特別コラム o0O

天使の分け前:自身の損ばかりに嘆く事なかれ
旅人に果実樹の実りの分け前をとの教えを広める恩心方あり
して果物専門生産者が損をするのではなく久しく忘れていた新鮮な実りを思い出し
逆に果物を欲す人が増えて職業生産者の売上に貢献し自然のビタミン摂取で人生の旅人が
心も潤う始末・…柔軟な心は農業復古へも誘(いざな)う・…農業の遂に杜氏あり
氏曰く酒樽には気化し減る事も計算すべし是 天使の分け前と申す・…海外の大規模農業に
絶対敵わぬから米作は減反で酔い酔いと戯(たわ)ける人達あり・…規模経営だけで計算すると
日本から第1次産業は消滅する 例え休耕田を集めた集合農だけでも規模に限界見るは容易である
されど本来の日本式農家を思い起こすと其処には専門農作物以外に家族全員で家畜を飼い
自家用畑を持ち里山の恵みや自家用稲田の余剰生産を天使の分け前の如く町場に住む親戚姻戚
友人知人に送り決して大規模な連続した黒字を望めなくとも家族に必要な
教育を無理なく受けさせる事の出来る絶え間無い町村往来環境の汎用農家の姿があった
(農業復古に対して漁業復古もあり近年の密漁や根こそぎ漁に禁漁区域の拡大で増殖漁業は
対処して来たが限界がある 綺麗な下水町や植林川上より釣や潮干狩りで漁村への客を増やす
天使の分け前的方法を考えると其処には魚食文化の継承に汎用漁業者の姿が見える)
自家用を超えた余剰米穀販売の汎用農家に支えられた集合穀物生産者を感じられる人には
天使の分け前を貰う事が可能であろう・…他にも人を化かさない里山の狸 人を襲わない
奥山の熊やエテ公は天使の分け前の御蔭・…大小様々な公園や街路の果実樹木を植樹した人
管理する人には残りし果実の配分以外にも更なる天使の分け前あり春には花の香りを知り
夏は木陰に戦を感じ晩秋に枯葉堆肥の敷道を闊歩し枯木の季節にはエコエネルギーを教えられる
  繋がる思慮的緑の縁(えにし)に希望あり                        

戦(そよぎ):微風(そよかぜ)に木漏れ日が揺らぐ様/戦(そよ)ぐ木の葉の音の例えあり('08/7/20記)

一首:そんけいは やすくてうまい 米の味 八十八手 時も掛かろう









































%%%% 踊る偶然 %%%%
(再掲載)

@帰宅し広間のソファーに腰を下す夫婦と客人

客人「先輩 今夜は御馳走に成りました」
主人「いや如何(どう)致しまして」
婦人「貴方っ何か軽く飲みますか…」
主人「…じゃあ一寸一服してから休もうか」
婦人「じゃ用意する迄テレビでも観ていて下さい」
主人「ほいよ…君っシャワーは客間のシャワーを使ってね」
客人「如何も…んっ先輩っ…爆発事件すか」
主人「う……こりゃぁ……」
客人「…酷いなぁ」

A数時間前の日本映画産業イタリア支局

主人「偶然今夜は前任者の送別の食事会だから
君の歓迎会も兼ねて一緒に食事しようか…」
客人「いや先輩に御迷惑で無ければ 喜んで」
主人「それにしても立ち寄っても良いかって
今朝 突然 電話 受けた時にはビックリしたよ」
客人「すいませんローマを素通りするのも気がひけて」
主人「そいで態々欧州横断中に飛行機を停車させた訳ね」
客人「…はははははっ面白いっ」
主人「相変らずだね芸術家は…それとも学者か…」
客人「あのーあちらの方は…」
主人「ああっ来たの…僕の奥さんね…
隣りの秘書さんは さっき会ったね」
客人「はっ初めまして…ボンジョルノです」

B自動車の中

客人「如何して秘書さんは帰られたのですか」
主人「そりゃこう言う夕食会のメンバー定員は抑えなければ
いかんからね 経費節減さ…高度成長期は終ったのさ」
客人「すんません割り込んじゃって」
婦人「気になさらないで何ごとも臨機応変よね貴方」
主人「そうそう…それに君が来たから今夜は
スペイン広場角の魚料理の店に予約してあるのさ」
客人「凄いな もしかして あの有名な店ですか」
婦人「そうよ早めに駐車してからスペイン広場の階段を
少し散歩しましょうか…食事前だからジェラートは駄目よ」
主人「まっ元々今日は此方のローマカソリックでは魚を食べる日と
決っているらしいから郷にいれば郷に従えで支局近くの
レストランの魚料理が少々美味い店に変更に成った訳だから
此方も好都合さ どうせ1度は行きたい店だからね それにしても
何か今日は混んでいるな このまま真っ直ぐ行けば良いのだが
…彼女が居てくれたら この先の抜け道でも教えて貰えたのにな」
客人「やっぱり僕より秘書さんの方が存在の意味が有ったな…
おんや…先輩っ其の横道を指す標識は…スペインと書いて
ありますが まさか飛行機用の交通標識じゃないっすよね…」
主人「早くっ言ってよ…今何時…んーっ じゃ偶にゃ冒険して
この路地裏を…飛んでみますか…むひっ」

C数時間後 自宅広間のテレビに見入る夫婦と客人

主人「……間一髪だったな…あの路を…あの本通りを
通っていれば…あの渋滞のノロノロ運転の最中に
うちの車も巻き込まれていたかも知れんな…」
一瞬みんなに ひやりと風が吹き凍りつく広間の空気
客人「…す・ん・ま・せ・ん僕が来なきゃこんな危険な目に
遭わずに済んだのに…」
婦人「気にする事は無いですよ」
客人「…でも僕が今日来た偶然が無ければスペイン広場への
路を通る偶然も無かったでしょうし…爆弾テロに遭遇する
偶然も無かった訳ですし…3回偶然が重なれば偶然じゃ
無いと言いますから…」
主人「馬鹿だねぇ爆弾テロには直接遭遇しなかったのだし
本通りの偶然は脇道を通る偶然で相殺されているし
君が来てくれた御蔭で美味しい魚レストランで食事も出来たし
其れで偶然を必然と思わなくても良いのだよ…でしょ」
客人「しかし何か魚の骨が喉に刺さっているいるような感じが」
主人「そりゃ其れでイイのさ今夜は…
この町は やりきれない悲しみと怒りで静かな眠りに就くのが
  真っ当な事・・・・・・・・異教徒の我々も一緒さ」

翌日の客人 国境を越えた都市への空路
煙草を買おうとポケットの中を まさぐると硬貨の中に
食糧と農業機構記念の刻印が入ったものが混ざっていた
ふと様々な人々の営みが光と影の運不運に広がる眼下に
思いを馳せる…ローマへ入る前の欧州の とある観光街路での
ささやかな出来事を思い出していた…
ブリキのコップを前に首をすくめて行き交う人々の足先を追う
青い瞳…横を通り過ぎる寸前に其の少女の透通るような白い肌
の踝(くるぶし)が何か泥にでも汚れているのに気付き
ポケットからとっさに硬貨を探り出して掌で相当の金額を
確かめてから恥かし乍も直接少女の手に2枚を渡した 1枚は
遠くない所から此方を盗み見しているかもしれない親役に
取られるのだろうから もう1枚は見付からないで自分で
使って呉れればと願い…もしかして神様は自分の一歩引いた
行為にサイコロを振ったのかも知れないと考えたら
骨がスーッと抜けて行く気がした
「…アルデベルチオ」





何程の事あろう我が胸のざわめき
  星の瞬く間(ま)に 人生(ひと)が長旅(たび)を終う♪

受けし光の包みに終(つい)の棲家を得ん
煌(きら)めく星座に少女は一人ではない♪
       (ホルスト/組曲「惑星」ジュピター賛歌の誘因にて)


一首:出遭いたる虚しき我の向うには 優しく包む天の広がり




郷にいれば郷に従え : 相手の文化に敬意を払う事で有るが
非人道的で不自由非民主的なものには閂(かんぬき)を強引に
壊してでも開けるが21世紀の紳士淑女間の本音と成っている
後書 : 現在 神の名を無断使用のテロも やや消え始めているが
ふた昔しより前当時の暴発事件はマフィア系や毛沢東主義者系
強盗団の恐喝等含め各地で既に頻発…して嫌な風を受け乍
客人は以後 暗き時にも人が魂を忘れず確率で偶然必然を別く
('06/2/15記)















____ 踊るカウンター____

@世界が どうなろうと遊び疲れる迄 時を忘れた街…
ビルとビルの間の空が白みかけ頃やっと我に帰るを知る人々…
十字路から遠くない店の全面ガラス製の扉を開けて客が入って来る

客「ここいい」
バーテン「どうぞどうど…遅いですね」
客「もう陽は登って御座るよテケテンッてねっ…朝飯できる」
バーテン「こりゃどうも24時間営業のこちとら徹夜でござんして
遅い早いはお客様次第テケテンッ」
客「じゃ何時もの目覚まし珈琲とカウンターの裏に隠してある
お茶漬け…」
バーテン「へへ〜っ…で今日は御1人ですか其れとも此れから
通りの彼の独映連の事務所へですか」
客「いいや近くの天空の帆引き網ホテルで孤軍奮闘徹夜して
ビジネスサービス係りの翻訳タイピストを一晩中てこずらしたよ…
奉仕活動は疲れるね〜ふっ彼は どうせ他の誰かに起こされるさ…」

Aバーテンの頭上のTVに外国ニュースが何時もの様に音無で映っている

バー「貴方の様に格好良く様々な外国人と仕事をしてみたいですよ」
客「…出来るさ やってみればいい…ただし私のは儲けの出る仕事では
ないし誰かの指示でボランティアしている訳でもないから全部自分で
持ち出しだよ…まっ知っての通り殆どは夜遅くまで酒飲んだり
明け方近くまで馬鹿話しをしているだけ…他になし」
バー「言葉が無いと言うより…言葉が出来ないですよ」
客「言葉なんて誰でも出来るさ必要ならね…始めが20代なら半年で
話せる様になるさ30代なら何年も掛るけどね…」
バー「数ヶ国語は…」
客「慣れですよ…何年か数カ国の外国人と話していれば何とか成る
勿論自分の生活の糧の仕事をし乍ですよ…それに東京に住んでいれば
殆ど相手が日本語を話す様にも成って来るし・・但し注意しなけりゃね
特に ここいらは色々な人間が色々な難題を持って やって来る無情無防の
街だから宗教と思想以外で誰にも対応可能な知識が有れば もし独自理論の
3つ4つ持っていれば…しかし映画や漫画の世界とは全然違う地味なものよ」
バー「クールでイイじゃないですか」
客「見かけだけクールに見えて殆どが各自自分の存在理由を履違えている」
バー「やばそうでも何でもイイから関わってみたいすよ…
でも先立つものが…交友関係にも限界があるますし…是っ」
客「頂きま〜す…私に関わっとる」目の前に置かれたお茶漬けをすする男

B客の背後の腰から上のガラスの壁に朝の光が入り始める

客「……其れが総てでも無いでしょう お金で知識は身に付きませんよ」
バー「でも其れが総てって処も多くないですか一事が万事
元々お金持ちとか そう言った人達って我々より
出来る事って多くないですか…はいっ珈琲苦い奴…」
客「…うっ苦いな確かに…でも お金だけでオリジナルは買えませんよ」
バー「苦すぎましたかミルクを多めに…」
客「いいよ此れで…僕もね子供の頃 親父が貧乏くじを引いたから
其れなりの苦労をしてね…何とか古風な文化人のハシックレとして
生きていんのよ…言うなれば貧乏二世の意地にも似た頑張りって奴ね」
バー「でも其れは普通じゃ無いっすよ一般的に世間では二世オーナー
二世政治家 えーっと兎に角 安直な騒がせ二世…」
客「まあまあ…落ち着いてねっ…うーんとっ
天に地に万世一系を繋がねば成らない約束の家柄
  二世で繋ぐべき伝統芸術の家柄 二世で繋ぐ方が良い農家商家などが
有るが…まあまあっ待って…うー逆に二世が多くなると同時に好まざる
口先的成り上がりな人物が増えるので二世で繋ぐ家柄が少ない方が
良いとされる政治家の家族などが有る特に苦労知らずの甘〜い二世が
ちょっと待って…グビッ…とても苦くて目覚ましに成りますな…で
甘い二世が多い国には其の業界にも業界以外にも其の不公平感を餌に
増殖する色々な脱法不道徳が跋扈するからね 機会主義的表皮な
フェイントを舞うだけの浮世に成るからね…そうなりゃ何か
違う世界に入り込んだようだと外国人に言われる事も有るね
…眉間にシワが寄っているよ…もし もしも世界中のよしみを通じて
独自の超民間プロジェクトでも持っていれば多くの外国人にも
希望の道を知るのだろうけど…」
バー「…やっぱり お金持の理論だ…ねたむ者も多いんじゃないすか」
客「汗水たらした勤労の孜孜#が自由の金で旅をしたりした…ねたまれる
筋合いは無いのだがね…新聞有るっ…どもっ…コラムかぁ」目を通す男

Cカウンター周りがリキュールからソフトドリンク系に換わっている

バー「…でも日本の政治家は二世が非常に多くないですか…だから其れに
比例して奇妙な実体政経組織や思想的ど浪花節的の詭弁が増えると
言うのは嫌なほど理解しましたよ…だから世の中 何か不条理的…」
客「変なんだよね日本の何と言うか…外国で名門の出と言われる政治家
には捕虜収容所脱走から生き延びたチャーチル首相とか日本軍に撃ち落と
されて九死に一生を得たブッシュ大統領とか ああっ其の二世の子供も
会社経営に失敗し酒浸りの毎日から脱出し今はもう知事に成ったのかな
(当時のWブッシュ氏)…大地主のガンジーも伊達に苦労していないね
マハトマと呼ばれてからも苦労したしね 例えるのも失礼に成るかも
知れないが今上陛下の少年時代には第二次世界大戦戦争続投組と終戦から
の出直し組の内乱的序曲に巻き込まれそうに成ったのを 御自身が感じ
乗り切ったから今の平和な日本が有るのだろうね…まっ選挙苦労と言う
苦労は学生の勉強疲れと同じで苦労の内には入らねどテケテンッ
だから二世さん他 安直安易さん お疲れさんかテケテンッ」
バー「いつも乍スキッと目が覚めますね」
客「そりゃマスター殿 お互い様ですな貴方様の珈琲の御蔭半分も有り…
先立つ物とか親の肩書きとかも運不運 何もなけりゃ其れだけ
登り甲斐も有るさ他人に劣等感とかじゃ本物のチカラも出ないですな
しかし世の中 現実には安直安易な言動が益々増え混沌混同故に報われなく
とて目立たぬ裏方の血と汗が頑張る人も……一寸TVの音 出して呉れる」
TVの音量を上げ画面を見入る2人
  ベルリンの壁に群集がハンマーを振り下ろしている
バー「…へーっ…これで鉄のカーテンは無くなったとハッキリしましたね」
客「無くなったさ…欧州での世代に渡る離別家族の悲劇は…
…さっ…そろそろ雑音の多い電話機と壁に盗聴器でも付けられていそうな
ボロアパートへ戻るとするか…二世論にしても好意的な人達ばかりだと
良いのだが…Remember,to let her in your hart,
♪Then you can start to make it beter
Hey jude,do'nt beafraid♪…でもマスタ〜我々は良きカウンター
パートかもね これからもソフトなドリンクを宜しく〜」
ハッと気付き固まった顔が笑顔に戻るバーテン「…パートは2も3も
未だ未だなんでしょう…鮨村さん」
客「・・・・・・・・ハハハッ期待される程の事は しとらんよ」

何気ない日の何気ない日々の入替時 支払いを済まし
男が睡魔に耐えて喧騒のラッシュ前 地下鉄駅の階段を小走りに下り
次へのステップを歩み始めた朝靄(あさもや)の比較的静かな六本木の状景








一首:ベル鳴らせ 今が時だと 応援歌 勇気をふるえ泣くより笑へ
一句:公然と 私物化するに 苦味なし?(下の句詠み一首にするも可)
一句:一分咲き 蕾は少し 頑張った(下の句詠み一首にするも可)



#孜孜(しし):頑張る人
後書:男は少年時代 半年続け病気休学した事が独自理論発想の原点に
成ったのか生まれつきのもので有ったのか…頑張りだけでは無い事は確か
あの頃プロジェクトを抱えている故か男は通過点毎に米英露等の
大使館を訪ねた時 其々にホッと安心感を憶えたのは皮肉にも大使館の
外が余りにも無防備だったからで有ろう其れに既に圧力により私生活
すら支えてくれたスポンサーからも手を引かれていたが判官びいき
気質の国民性によりライフワークの為の民間融資として史上最高額の
低利コメットメントを今も持ち乍も個人では相当の貧乏で有るのは当然と
世界市民日本人としての自身の信念に従った為に本物の毒を盛られた事も
有り突然 眼・耳・鼻・口から出血を伴い現場付近の医院へ駆け込んだ事も
有ったが生れつきの特異体質と幼少の頃よりの幾多の大病へ使用す薬で
或種の抗体が出来た所為も有り今も生きている只 記憶の途切れが有った
が其れは伝統的記録魔の性格が助けてくれた…運不運 何が幸いするか
分らぬもので有る して超民間プロジェクトとプロセスを同時に卑怯な
手段で踏みにじろうとする類から身をかわし乍の兵糧攻め対策は
少々疲れはするだろうが今は待機中らしい…因みに幾度幾度も片隅に
追い立てられ不死鳥のように甦っては来た男 現在も悪い噂を立てられ
聞耳を立てられ尾行される日常茶飯事に時折その下衆どもに鏡を向けるが
元々心薄き普遍の価値観を持たぬ類なのだろう効目は全く無いらしい
…で誰であろうと掲示前の盗み見す類に浄土真宗門徒の小生は意欲減退す
('05/10記)
余談:あの頃経済的視点で極一部の世界を覗くとJapan as No,1と時には
ハゲワシと呼ばれ乍も投資で米国の不景気を支え日本のバブル崩壊で
日米の資産を今度は米国のハゲタカファンドと呼ばれる企業達等に目減り
したままの転売を余儀なくされた…あの頃 男は小声でしか警鐘を鳴らせ
なかった事を反省す もっとも大声を出せる状態ではなかった事は先に書く
男を追い立てた お調子者の類が跋扈する日本だが視点を戻せば何時迄も
思いやり軍事予算では無かろう確実に半減期からゼロ査定へ向かへと
資金と此処はクロスカウンターと言うべきか言わざるべきか思考す
だけでも隅に追いやられた我が身の お人好しを馬鹿と自ら笑う
















アクエリアス  



@少し昔 コンゴ国境に近いジャングルの中に開けたガボンの大きな村
巡察の為現地事業に同行中の本部特別派遣官ニ-ツは地面に這いつくばり
顔を擦り付けるようにして土の中をそっと掻き分けて・・・・彼の直ぐ側には
寿命が尽きてもキラキラ輝く無数の黄金虫とその周りにはモゾモゾ元気に
這い回っている黄金虫の幼虫だらけで足の踏み場も無くなっていた・・
呆れ返って遠巻きにしている現地スタッフの脚のすき間から一人たたずむ
痩せ細った少年が見えた 目を凝らしてみると死んだまま立っているの
ではないかと精気が感じられない・・ニーツは付けていたゴム手袋を外し
作業台の上に乗せているバックの中から昼食用のサンドウィッチの包と
水筒を取り出し現地スタッフが急いで置いた椅子に座るその少年へ渡した
「ユックリ噛みしめて食べよう ほらっこういうふうにね」
ニーツは大型サンドウィッチ4個の内1つを食べて見せた
  薄っすらと涙を浮かべ乍らも必死に微笑み返そうとする少年に
「いいから食べよう・・食べよう」と
ニーツは無表情を装いつつ水筒の水をコップに注いだ

A少年の名はキボ 数日前の事である
キボと幼い弟キバは あてどもなく この村近くの大道をフラフラと
歩いていた・・村へ向かう車列の中には たまたまニーツも乗っていた
のだが旅の疲れでウトウトとしていて二人に気付かず車列は彼等の横を
通り過ぎて行った しばらくしてキボが後ろを振り向くと水売りの水瓶に
着いた滴を ナメル仕草をし乍ら水瓶の前に腰を落そうとしているキバが
いた 怒った水売りはキバを足げにしようとすると
  すかさずキボは残ったチカラを絞り出すように「やめろー やめてくれー
ブアナ許して下さい ご免なさい ご免なさい 弟なんだ ご免なさい ・・・・
ヴーっ・・ごめんなさい さ・い・ご・の水なんだ・・・・」
と言葉にならない声を発した
キボの余りの形相に水売りは呆然としている
キバは うずくまるようにその場にユックリ倒れ込んだ
・・争いに続いた飢饉 難民で子供以外の縁者がいない両親は遠くの村で
突発した複合眠り病に侵され 前月二人の子供に見取られている事も
分からぬまま殆ど同時に他界した 3人の妹は両親の死のずっと以前
病名も分らず手当ても受けられずにアッと言う間に続けて息絶えた
そして とうとうたった一人の家族 弟のキバは栄養失調で・・・・死んだ
「ヴォー ヴォー ホーッ ホーッ ヴォー ヴォー」猿の鳴き声が聞えて来る
ジャングルの上に広がる満天の星座を車窓の外に見える画面に見立て
その一点を見詰め乍ら話を聞いたニーツの脳裏りで
キボが道端の小さなキバが眠る土まんじゅうに素手でチカラなく
土をかけているシーンが幾度となく繰り返されていた

B幼虫を掘り出した広場の朝「ドッドッドドドッドドドドドド・・・・」
エンジン音が耳をつんざく井戸掘りを始めたボーリング機の真ん中の
パイプが天から突き刺さる様に地中に向かってギーギーギーッと
チカラ強くユックリと回りはじめた・・
村おさの息子が ニーツの所ヘやって来る
「ブアナ リーブルビル支局から電話です」「エーッ何もっと大きな声で・・」
「イェッサー ブアナ リーブルビルから電話ですよーっ」
「分かった掛け直すと伝えといてくれないか・・」「イェッサー ブアナ」
「・・あーっちょっと私にブアナの呼び方は止めてほしい
それに私は君の軍隊の上官でもなければ名誉ある立場にもないし
それ程年寄でもない 君と同じくらいの年頃だよ だからサーと使わないで
くれないか・・出来りゃウィかシーかヤーの方がいいけど・・」
「ウィウィナイスガイ」と言って村おさの息子は小走りに母屋の方へ
戻って行く 「まーいーか・・」ニーツが作業台の上の灰皿を取って
腰のポケットの中から出した煙草に火を着けようとすると
一部始終 様子を見ていたキボがニーツの頭を突然たたく「バシッ」
「痛てっ・・なっ何っ」「・・これ」「・・・・」「・・・・」「ヒュ〜・・ツエツェ蝿か・・」
「・・・・」「怖いな・・頭に虫除けスプレーし忘れたか」「・・・・」「有難うキボ」
・・村おさの家の電話室「・・・・そうだって仕事が遅れたのは私のせいだ・・
・・だから幼虫を掘り起こしていたと言っただろう・・・・嫌なんだ
ボーリング地点だからと芋虫をつぶすなんてのは・・・・分かった分かった
遅れた分の予算オーバー分の埋め合わせは・・後から何とかするから・・・・
何時って・・・・後から後から・・・・そう・・・・あっそれから・・明日から数日
休暇を取るから・・・・うーんっ4〜5日でいいから・・・・・分かった分かった
休暇後直ぐ戻るよ・・そう・・あっ又通信の状態が悪くなって来た・・宜しく」
電話を終えたニーツは村おさの部屋の入口の枠柱をたたいた・・

Cとても小さいが強い木材でしっかり建てられた骨組みにシュロの葉で
ふいた屋根 その屋根から直接ぶら下がっている看板には英語で
"ビートルズアート&アクア"の絵文字 その上にフランス語とイタリア語
で小さく"永遠なるキボとその家族の店"と書かれている
鼻歌混じりの村おさの息子も手伝ってくれての開店準備中だったが
早くも町からやって来た最初の客「良いねぇ・・その絵は いくら・・ふーん・・
じゃ貰おうかな・・これも やはりビートルの羽で描いているの」
「そうですブアナ・・でも出来たてだから注意して下さい・・糊がまだ
完全には乾いていないです」「そぅ・・でも綺麗だね・・黄金虫かな」
「ウィウィ ナイスガイのビートルです」
丁度その時 店の前の通りを白いステッカーが張ってあるポンコツ車が
世界本部の幹部へ移動の為のニ-ツを乗せて土煙を上げ乍ら簡易飛行場の
方へ去って行く 彼は来た時と同じに後ろのシートで疲れ果ててウトウト
としている「・・主よキボを守りたまえ・・ZZ z z zzzzzzzz ・・・・・」
・・笑顔の客は「そう・・それと水を一杯貰おうか・・幾ら・・」
キボの目線はF.A.Oのステッカーの上の車窓の後姿を追い乍ら水瓶から
注いだ滴が幾筋も滴れるグッと冷えたコップ一杯の水を差しだし
「いつでも安全で自由に飲める世界一美味しいこの村の水はサービスです」
キボは胸を張って噛みしめるように・・言った
すると ずっとずっとこらえていたものが とうとうハジケ客をそっちのけ
「ぅっぅうおぉぉぉぉぉ」と大泣きしながら離れ行く車を追った
「うっうっ・・ニーツゥゥ別れも言わず帰るのか うっうっ ううっ
ううっ さようならー さようならー
・・ニーツにアッラーのご加護を・・」・・










一首:人々の 背丈に合せ アイデアる 売る物が有る 買う物が有る
狂歌汎声:蜘蛛の糸 お調子者は 皆同じ  道徳戻れ 景気も戻る
 
*ビートル:カブト虫・クワガタ・カミキリ虫・はんみょう・おさ虫
・ふんころがし・てんとう虫・かめ虫・黄金虫等六足甲虫の総称
後書:言った言わない気にするTVカメラか記者会見 目に脂耳垢臍のゴマ
下品な擦り合い百歩譲って誰も見なかった事にするは可能 合法的景品交
換所と遊技場 誰も別経営と思わぬが百歩譲って目を瞑るは可能 今では
誰も知る法の不作為政教一致 百歩譲りても誰も政教分離と思うは不可能
卑怯な逆恨みが怖くて誰も本音を見せないだけ・・NGOも政治も・・も ピン
から桐 地球には色々な人がいる日本にも海外にも 赤十字(赤新月)社・UN・
諸NPO・諸NGO等正に今も世界の何処かで誰かが頑張り仁に生きている
('02/5更新)

追記:残念乍ら相変わらず掲示前の原稿漏洩が認められる・・虫にも色々有
る 愉快な虫・病原媒介虫・意外と要注意 都会の側溝へ出入りする小さな虫








コラム日本発・新進化論  
 「ツンツン ツンツン」鳩が窓を叩く
朝食の残り物のパンをちぎって投げる
その中の片足の無い一羽が私の手の甲に
乗って「クウクウ クウ食う」と催促する・・
最初の手術の為に仕事を持ち込み乍らの入院
だったが 其の日から其の鳩に思いを巡らしてみた
人間の食糧の対象に成っていたと考えられる太古の
河原鳩それがいつの日か戦いの通信手段として使役
鳩に即ち伝書鳩に改良されたのは いつの事だった
ろう境内に住む土鳩は河原鳩から伝書鳩からどうい
う進化をたどって来たのだろう しかしこの片足の
鳩は自身の半生の中でも相当な進化を遂げて来たに
違いない病院隣の大学構内に伸びる高木に巣くう鳩
達に誰か心無き悪戯をしたのだろうか 無分別に捨
てられた水辺の釣り糸に足を捕られたのだろうかと
考えると 親鳩の保護下 最初は人に餌を貰い誰に
でも馴親しんでいただろう が足を無くしてからは
人は恐怖其の物だったかも知れない そしていつの
日か再び人間を信じられる様に成ったのである
見舞いに来てくれた書生の一人に其の事を話すと
面白がったので それをきっかけに入院の慰めにと
思考を巡らし 鳩ならぬ人間のハートアンドマイン
ドの行く末を新進化論(小概論)として立上た 以後
同じく私人として見舞いに来てくれた在日外交官達
や内外の教え子友人知人達にも見舞いのお礼に貧乏
な私と鳩の件で新進化論を話したら好評だった・・・・
あれから十数年たつが21世紀を見据えて再び述べて
おくキーワードは歴史のうねりと個体の生涯である
原始人は腹が空く事は即ち動植物を得る事と同意語
だった 自分が生きるだけの為に目の前の食糧を採
る 強い動物を見ると逃げる事も憶え 家族単位の
生活では簡単に逃げられない事もあって防御用の武
器を手にしたであろう もっと安心して暮らす為に
集落を形作り食糧の得やすい所を武器と共に移動し
人族同士での殴り殺し合いも生き抜く術で感慨無し
"くに"が出来最初は堀を廻らし尊の下防御の平安が
あったろう しかし理由の如何せん領地の拡大の為
戦争と呼ばれるものが始まり 国堺が出来てからは
権謀術策も加わり 戦いは殴り合いから切り合いへ
狼煙 伝書鳩 早馬 くぐつ間者 統一国家では
長槍 火攻め 水攻め 火縄 大砲と束の間の平安
陸地での疲弊をよそに世界の海では今も続く海賊戦
近代に入っても国土 食糧 血族等の為と目的は
多様化し 武器も総合火力へと変化するも
ハートアンドマインドは力が総て戦力が総てである
中世のころより記録に残る騒ぎたて何かを取る後に
戦争のパターンは今も一部に続いているが戦力即総
てのパターンはベトナム戦争を途中で切り上げた頃
より変化し人道に対する罪のある無しが開戦理由の
第一になった 人間は有史以来土地の為食糧の為等
の理由で殺し合いをしてきたのである 自国の存亡
の為ならどの国でも"チカラ"が総てであったしかし
世界の賢人達が冷戦の終結を本気で願い語り始めた
頃より人間の個体の生涯や半生の進化が歴史のうね
りと連動し始めたのである まるであの片足の鳩が
最初に窓を叩いたのと同じである進化は何処ででも
始まっていたのである 其の後のノルウェーの森の
出来事は世界に知らされた一例である 又進化を阻
止しようとする者達も退化する者達もまだまだ居る
のも現実である当分は警察力としての軍事力は必要
が 人間の進化は間違いなく続いている NPOの進出
もそうだ 確かに戦争 科学の進歩 平安の連続が
今迄の人間の歴史である だが食糧の進歩に目を向
けて見よう 最近言われている遺伝子組替え植物で
ある 其の植物が人間の未来への進化を決定づける
  それは現在はまだまだ動物性蛋白質に頼らなければ
生存出来ない人間だが 21世紀のある時期から全て
の人間が植物性蛋白質 例えば血の滴る様な植物性
ステーキを食する事が出来るようになるとどうだろ
う大戦はなくなって行くだろうと予測可能だ 地域
戦も先細りだろうと しかし其の後の未来はどうだ
ろう有史以来の人間同士の殺し合いがなくなるのか
それには人の遺伝子が持っている闘争本能をどうす
るかである 人が動物を自分の食糧の為殺傷しなく
てもいい状態が続くと遺伝子は自ずから一気の進化
を果たすのである 勿論個々の不測の犯罪は別であ
るが人類全体の食糧の為の殺傷の終了宣言は21世紀
中頃から後半にかけてあり運が良ければ寿命尽きる
前に私も世界で最も平和に知力を持って総合的に尽
くした国の一つである立憲君主国日本でそれを聞け
るかもしれない それから世界の牧畜業に与える影
響だが人間に残された唯一の枯渇しないエネルギー
マインドが有るので心配御無用 酸素供給源の森を
残しての世界の農地はまだまだ不足している牧草地
は最高の穀物農地に変わりうる ハートとマインド
と科学のバランスがとれた時はである 世界の科学
者農業従事者穀物会社及び賢人達の更なる努力に
期待して日々前進しよう着実にゆっくりと急ぐのだ
他の進行中及びこれから始まるプロジェクトと
併せると相当な平安への準備に成るに違いない
新進化論は心進化論でもあり未来は明るいと

時効に成ったから言うんですが御免なさい
病院だけでは鳩に餌をやってはいけません
可愛いからついやるが
衛生上危険です
御免なさい
要注意*今も無断便乗・盗作が目に余る
現世の閻魔の存在に注意されたし
付け焼き刃は己だけでなく地獄の大悲運に落ちる
・・・ ・・・ ・・・ ('99/8更新)

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尚この四コマ小説集内のコラム 未来物 戯曲以外の実録四コマを
各キーワードで繋ぐと複数の長編小説や超時代巨編に成るが
バックsりのものが必ず有る様にしているので其れが
再掲載された時に読者がコピーペーストしていたものと
組み合わせて見ると其処に現れる・・頑張れ
一朝一夕の読み切りも繋ぐべし・・
して優秀な読者は優秀な作者でも有る
(掲示板よりと有る分は当然メモ代わりの自筆の掲示板よりの意)
(四コマは起承転結と限らず一瞬の仁道機微を心の洗濯を四節で表現)
& 疲れている人を見たら伝えて下さい この元気の出るHPの事を!!!!



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